GM、60億ドルの株式買い戻し計画を承認電気自動車販売予測も下方修正

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米東時間の火曜日、GMは取締役会が60億ドルまでの会社の発行済み普通株式を買い戻す新たな株式買い戻し承認をしたと発表した。米株式市場でGM株が一時3%近く上昇した。
昨年11月にGMは100億ドルの株式買い戻し計画を発表したが、これまでの承認には11億ドルが残っており、今月末に買い戻しが完了する見通しだ。100億ドルの巨額買い戻し計画を発表して以来、同社の株価は70%近く上昇し、現在の時価総額は約550億ドル。
この決定は、GMの第1四半期の成長の勢いに基づいて行われたもので、当時の米国内のトラックとSUVの強力な販売は、同社が他の市場で直面していた課題を克服し、年間利益予想を引き上げたことを支援した。
GMのポール・ヤコブセン執行副社長兼最高財務責任者は、「GMの過去数年間のブランドと製品ポートフォリオへの投資、および企業の運営規律は、引き続き強力な収益成長、利益率、フリーキャッシュフローをもたらしている」と述べた。
ヤコブソン氏は、「燃料車事業の収益力を非常に重視していると同時に、電気自動車事業の収益力が向上し、成長しているほか、資本を効率的に配置しているため、株主に現金を還元し続けることができる」と述べた。
同社によると、電気自動車分野への投資の最大の一部であるUltium Cellsバッテリ工場は、ほとんどの工事が完了しているため、株式を買い戻しながら電気自動車を生産し続け、投資家に報いることができるという。
GMによると、新たな株式買い戻し承認により、GMは既存の承認を完了した後、機会を選んで株式を買い戻すことができるが、具体的なスケジュールは未定だという。
GMが買い戻し計画を発表した際、米国の電気自動車業界は多くの不確実性に直面しており、顧客の新車需要は伸び悩んでいる。これまでGMは全電気自動車に重注をかけてきた。
ヤコブセン氏によると、同社は現在、今年の電気自動車の生産台数を20万台から25万台と予想しており、これまでに発表された20万台から30万台を下回っている。同社は需要に応じて生産することを再確認し、生産量は増加しているが、多くの人が予想していたよりも遅い。
GMは、米国の電気自動車の販売台数が業界全体の8%前後を占めると予想しており、多くの他社の予想よりも低く、2024年の販売台数は業界全体の10%前後に達すると予想している。
一方、デトロイトの自動車メーカーは、入門レベルのシボレーEquinox電気自動車を含む最新の電気自動車を発売しており、この電気自動車の発売価格は約3万5000ドル。